トラックの受け取り場所へ向かうとき、私の中学のユニホーム姿の先輩が見えた。

スタートはもうすぐのようだ。

早く来すぎた。

でも、スタートの瞬間をここで見れるんだから、いいよね。

ついにレースはスタートし、走り終えた走者はみんな泣いたり、倒れたり。

笑ってる人なんていなかった。

女バスの先輩には誰か抜いたらなんかおごってあげると言われた。

先生には5人抜けと言われた。

そしてあっという間に4走者のたすきはすぐそこまで来てしまい...

順位は下のほうで回ってきた。

砂利の坂道があったり、心が折れる。

それでも自分を応援して走った。

そしてサブトラックのあたりへきた。

私の中学のテントが見えた。

テントに座っていたのは...