恋ってなんでしょうか?

「ガリ勉とクラス一緒とか…」

「マジついてねー」

私こそチャラチャラした人間と同じクラスなんて
本当についてません!

あ!自己紹介が遅れました!
都立竜ヶ丘高校2年涼宮 まひろといいます!
みんなから「ガリ勉」と呼ばれております。

ガリ勉のどこが悪いのか…。
未だに理解できません。

「まーひろっ!」

「奈緒さん!何か用ですか?」

「んもぉー!
用がなくても喋りたいのぉ!ばかぁ」

「あ、そうだったんですか。すみません。」

榊原 奈緒。今どき女子というやつですね。
奈緒さんとは名前順の席がちかくなって
それから仲良くなりました。

「あ、そだそだ!聞いてよぉー」

「なんですか?」

「実はさぁこの前の休み、彼氏とね原宿行ったのぉ
その時に…見てみて!これ!もらったのぉ♡」

そう言って奈緒さんが見せてきたのは
2つの大きい星の間に小さい銀の星がついてる
ネックレスだった。

「ね!ね!きれーでしょぉ?」

「あ、はい。綺麗だと思います。」

「だよねぇー♡もぅ♡あいつさ1ヶ月バイトして
やっと入ったお金でこれ買ったんだってぇ♡
もぉ愛されすぎててこわいよぉ♡」

いつもこんな感じでノロケを聞かされます…。
なんて反応すればいいのか…よくわかりません。

『キーンコーンカーンコーン』

『ガラガラガラガラッ』

「起立ー気をつけー礼」

「着席」

『ガタガタガタガタッ』

あー、やっと授業が始まる。

「ねぇねぇ」

声のした方を見てみると隣の席の
長谷川 優人だった。

「ん?なんですか?」

「教科書忘れたから見して」

なんなんだ…こいつは…
チャラチャラしやがって…
遠慮という文字はコイツには存在しないのか…

「わかりました…」

私がそう言うとコイツはニコニコしながら
自分の机を私の机につけた。

「ん♪置いて♪」

なんでコイツはこんなに上機嫌なんだ…。
教科書忘れたくせに…。

「はい。」

「すげっ、さっすがガリ勉!
アンダーライン引いてんだ!」

「なにか?ダメなことでも?」

「すっげー!憧れるわ」

そう言ってニコニコしながら私を見つめてくる。

「えと…な、なにか?」

戸惑いながら聞いた。

「ガリ勉ガリ勉って言ってごめんな…」

「え…?」

何こいつ…なんで急に…