後悔の涙が、ポロポロと溢れてくる。
言えばよかった。
〝ごめん〟って、ただひとこと。
それだけを言えていたら、きっと未来は変えられたはずなのに。
航も彼方も、救えていたかもしれないのに。
航の話を聞いてあげられなかった私を、今更ながらに恨む。
いつだって航は、私を大事にしてくれていた。
私ってずるい。
時を超える力を利用して、過去に戻ろうとしてる自分がバカバカしく思えてきた。
航はもう、陸上を頑張るって前を向いていたのに。
私だけが過去に戻ろうと、時を超える力にすがってた。
バカすぎて、涙がこぼれる。


