試合が開始された。

決勝戦だからか、観客が異常と言えるほど沢山いた。

ザワザワとする中、ジルくんは気持ち悪いほどいい笑顔をしていた。

私とぶつかることをそれほど楽しみにしていたんですか?

そんなジルくんが私に話しかけてきた。
「じゃあ遠慮なく攻撃させてもらうよ。」

ジルくんは昔から使い古している杖のようなものを取り出して攻撃をしかけてきた。





.