「泣きたいなら泣けよ。お前は俺にとって妹みたいなもんなんだからさ。」
「…バカぁ…本当に泣きたくなるじゃんかぁぁ」
なんて言いながら泣いてる私はなんなんだ。
「ほら、どーせ泣き足りないんだろ?」
なんて言いながら、窓を越えて私の部屋に移る幼馴染。
その言葉に行動に、耐えきれなくなり、私は久しぶりに孝文以外の幼馴染の胸で泣いた。
「お前には、お前に会う奴が見つかる。孝文だって、来年にはお前のこと意識してるかもしれないだろ?」
「でも…孝文、里美ちゃんのこと…」
「松野は、関係ないだろ?今日泣いたら、明日は笑え。ちゃんと孝文の相棒に戻って、好きなら好きな気持ち持ち続ければいい。」
それから私は気が済むまで泣いていた。