はは…玉砕覚悟で告白する予定だったのに…。

孝文…あんたも辛いと思うけど、私だって辛いよ。

ずっとずーっと好きな人に、言葉もなく振られるんだよ?

私に告白する勇気がなかっただけかもしれない。

でも、あんなに悔しそうなあんたには…告白する覚悟なんか振られる覚悟なんか崩れたよ…。


悔しい…辛いよ…

「たかふみぃ…なんで気付かないのよ…
ばかぁぁぁ…」

静かな部屋で私の嗚咽だけが響く。

鳴き声だけが静かな部屋で存在感を指し示す。