2月14日。


「やっぱ、友香は、最高の相棒だな。」

わかってたよ。私は孝文にとって相棒どまりってこと。

それ以上にもそれ以下にもなれないんだ。

だって、私は幼馴染で、相棒だから。

「ねぇ、また、4人でパーティーしよーよ!」

「何のだよ。」

「もちろん、孝文の誕生日パーティー!だって、もうすぐでしょ?」

今の位置で満足なんかできないけど、今の位置から離れたくもない。

孝文と、こうやって気軽に話せる、それだけで私はまだ救われるから。


「もー、四人でパーティーって歳でもないけど、楽しそうだよな。」

「へへ、絶対やろうねっ!」

そう言って私は隆文の手を取って歩き出す。