「やっぱ、友香は、最高の相棒だな。」
わかってたよ。私は孝文にとって相棒どまりってこと。
それ以上にもそれ以下にもなれないんだ。
だって、私は幼馴染で、相棒だから。
「ねぇ、また、4人でパーティーしよーよ!」
「何のだよ。」
「もちろん、孝文の誕生日パーティー!だって、もうすぐでしょ?」
今の位置で満足なんかできないけど、今の位置から離れたくもない。
孝文と、こうやって気軽に話せる、それだけで私はまだ救われるから。
「もー、四人でパーティーって歳でもないけど、楽しそうだよな。」
「へへ、絶対やろうねっ!」
そう言って私は隆文の手を取って歩き出す。


