「…ね!いい?」


不意に投げかけられた言葉。


「え…、あ。うん、何が…?」


突然の言葉に上手く対応しきれずに言葉が口を突いて出た。


そんなあたしに仁美はまた頬を膨らませる。


「もう!ちゃんと聞いててよー!あのね、放課後に買い物に付き合ってほしいんだけど、いい?」


ね?と言って上目使いであたしを見る仁美に、いいよと返した。