「望月ー。お前、今日居残りな。赤点とったんだからただで済むと思うなよ?」

「はい…。」

くっそー!担任の井上、通称のんてぃーにみんなの前で言われた…。

最悪。

まぁ、あたしが期末テストで赤点とったのが悪いんだけど、、、

だからって、みんなの前で言わなくてもいいじゃーーん!!


はぁ…

ため息しかでない。早く帰りたいー。

望愛はピアノのレッスンで帰っちゃうし、クラスメイトもみんな帰っちゃうし一人で教室NOW。


のんてぃーの鬼教師!!


一人でそう心の中で叫びながら全くわかる予知のない問題用紙とにらめっこしていると、誰かが教室に入ってきた。

――――――ガラガラッ

「え、咲音く((早川くん?!」

あ、あ、危ない、、、

ついいきなり咲音くんて言いそうになっちゃった!

にしても、なんで咲音くんが教室に?!

待って、この教室には咲音くんとあたしの二人きり…?

きゃーーーーーーーー

「あ?なんだよ。俺が入っちゃ悪い?」


「わーわーわー悪くないです!!」


「ふっ…。変なヤツ。」

あっ…。

咲音くんの笑顔初めて見た、、、

カッコよすぎでしょ。

「変じゃないし!!なんで早川くんがいるの??」

「今部活が終わってカバンとりにきた。」
なるほど!!咲音くんバスケ部だもんね!

咲音くんのバスケ姿わ息をするのも忘れるほどカッコいい。


「てかお前まだ終わんねーの?相当馬鹿だな。」

「だって、1問もわかんない…苦笑」

「しょーがねえなあ。俺が教えてやってもいいけど?別に教えるつもりないけど。」

え…?

まぢで!

ちょっと日本語おかしいけど、それどころじゃなーい!!