日直の女子が持ってきてくれた学級日誌に、学校の行事などの予定を書いた手帳を重ねて立ち上がる。 「舞矢君ありがとう、おかげで助かったけど、ごめんなさい、嫌な思いさせたよね…」 「いや…」 「……帰らないの?」 頬を人差し指でポリポリかいて、苦笑いするだけで、何も言わないでいる。 「……ちょっと、待ってて」 舞矢君を1人残して職員室に戻り、学級日誌を机に置いて、隠しておいたお菓子袋を持ってまた、3組の教室に戻った。 「舞矢君、ひどいことしたからお詫びに…」 「何?」 「飴ちゃんあげる!」