「あ…あの!「おい、そこ邪魔なんだけど。」


誰かが声をかけてくれたかと思うと、誰かがそれを遮った。



だ…誰?


声がしたほうを見てみると、
さっきの名なしのイケメン君が椅子に座ってこっちを見ていた。



おぉ!!!
いきなり再会!!!!
やはり、運命の相手は、必ず出会ってしまうのですね!



そう…そして…王子は言うのです…。



「早く座ってくれる?
みんなの迷惑なんだけど。」


《姫…私と共にこの場から逃げましょ…?
ん?あれ?

なーんか違う言葉が聞こえたような…。