姫様参上!


「じゃ、上がらせてもらう。」



俺は色々と自分に疑問を抱きながら美村の家に入った。



玄関は予想以上に広かった。


天井にはステンドグラスが貼ってあった。


「お邪魔………します。」


一応そう言っておいた。


礼儀だからな。



「この家無駄にデカイんだよね〜。
ま、気にしないで。」


いや、気にするだろ。



「私、着替えてくるからここでいてね。」


デカすぎるリビングで座らされた。


「え、もう着替えてんじゃねーの。」



「これ部屋着!」



え、マジで?


美村が着ていたのは長袖のシャツにジーパンだった。


結構ボーイッシュだな。と思ってたけど、部屋着だったのか………



「なんか、俺空回りしてね?」


女の扱い方は慣れてるのに………



「やべぇ。俺………マジかも。」



*彗月side* end