「でもさ……なんか転校生がきて………世波って言うんだけどさ。
そいつの事気になってる感じがするんだよな………」
「それはちょっと危険な匂いがするな。」
二股とか?
「どうしよ……マジで俺余裕ない。」
「ははっ!まぁ、美嘉ちゃんに振り回されながら頑張りなよっ!」
はい。と私は買ったアイスを翔太に渡した。
「サンキュー。
この恩はいつか必ず返す!」
「いや、返さなくて結構。」
「なんでだよっ!」
私と翔太は、ふざけた会話を何分も続けながらコンビニを出た。
それから、さっきコンビニで買ったストロベリーミント味のアイスを食べながらゆっくりと我が家へと帰っていった。

