姫様参上!


「タフなんかじゃないんだよ。純。
本当は……すごく気にしてんだよ。
色んなことをね………」



もう私は、純がいた頃の私じゃない。



変わるんだ。



過去に……とらわれないように。



純よりも、好きになれる人が、相田っちかはわからないけど。



「さっ。帰ろっ♪」



ちーちゃん、うまくやってるといいな♪


明日ノロケ話を聞くのが楽しみだっ!



「ふっふふーん♪」



私は、学校の門から出ると1度コンビニに寄り道した。



「ストロベリーチョコレートと、ストロベリーミント…………迷うな。」



何を迷っているかって?



「そこの姉ちゃん。
俺そのチョコバー欲しい!買って!」



アイスですよ。

子供っぽいでしょ?



「いいよ。
君は確か………あ、翔太!」



「そうだぜっ!現役の小学生だ!」


それにしてはこいつ、ませてるんだよな。



「そういえば〜、彼女とはどうなのよ〜。」


私はニヤニヤしながら聞いた。