放課後……




「それじゃ、さいなら。」


私は、ちょこちょこついてくるちーちゃんに冷たく言った。


「待ってよ〜!!」



だって、こうまでしないと……

ちーちゃん恥ずかしがってばっかりだし。



「好きな人と2人きりになりたくないの?ちーちゃん。普通はなりたいと思うんだけど。」



「そ、そりゃあなりたいけどねっ!
あ、ほら、昨日クレープの店行けなかったでしょ?ねっ?」



「今日休みらしいよ。」



「えっ!?あっじゃあっ……わかった。
1人で行く。」




お、素直だね。


いいこいいこ。




「またクレープおごってあげるから。」


私はそう言ってニコッと笑った。


その顔を見てちーちゃんはほっ。と安心したような表情をした。