周りのパンダ達が見つめる中、まだ倒れたままのイケメン?さんが何かを言った。
「なんて言ったんですか?」
「机……から…袋……だせ………」
袋?
なんで袋?
「わかりました。」
私は、机の中をゴソゴソと探り、カサッと音がしたのでそれを出した。
「あ、袋……」
見つけたっ!
……でも、これ薬じゃん。
あ、もしかして……イケメン?さんはなんかの病気?
だからあんなに弱かったのか?
いや、でもなぁ……
「さっさと渡せブス。」
私が迷っていると、もう元気になったイケメン?さんが言ってきた。
なんで最後にブスってつけんのかな…
私、中学ではまぁまぁモテたほうなんですけど。
「……なんかお前、他の奴らと違う。
うぜぇ。」
「ありがとさん。」
「褒めてねぇよ。」
「わかってるよ。」
私にとっては、みんなと違うのが普通だから。
ある意味褒め言葉なのさ〜。

