「一発蹴らせてください。
用事はそれだけです。」



「は?」



は?じゃねぇよ。


お前やっぱ馬鹿だろ。

てか馬鹿通り越してクズだろ。



「もう1度言います。
一発蹴らせてください。」



「なんでだよ。」



「仕返しです。さっきの。
別にいいですよね? 私なんかが蹴っても痛くないんだから。」



私がニコッと笑うと、イケメン?さんはものすごく怖い顔で睨んできた。


そんなに嫌かな?

私に蹴られるの。



「面倒くせぇ。
さっさと終わらせろ、ブス。」



「はい。
5秒もいりません。」



あ、これマジだから。



「じゃあ蹴りますね。」



私は足を大きく振り上げ、おもいっきり背中を蹴った。




_____ドサッ……



その瞬間にイケメン?さんが倒れた。



なんだ。

弱っ(笑)



「どうしたんですか?
女子に負けるとか弱すぎじゃないですか?ふざけてるんですか?」


いや、これ本当に弱すぎて倒れてるとかだったらこいつマジキチだろww