「あんたみたいな使えない奴はもう永遠に私の家に来るな。」
はい。
使えません。
しかも、健太がいるだけで私の家に何か不幸が起こる。
そう。健太は疫病神なのだっっ‼︎‼︎
「ひでぇなぁ本当に。
あのさ、明日から泊めさせろよ。」
は?
なんでだよ。意味わかんねぇよ。
「俺さぁ、クラブで会った女の子と付き合うことになったんだけど、ストーカーしてくんだよ。」
「へぇー。健太“でも”ストーカーされるんだ。」
「でもは余計だ馬鹿。」
「馬鹿はそっちだろ。」
一応私はIQ150なんで。
まぁ、いわゆる天才なんで。
「んで、そいつに追いかけ回されるのが嫌だからここで泊めてほしいと。」
「そう。
理解力あるねぇ。」
「あのさ、私の立場も考えて?
そのストーカー女が私の家に健太が入るのを目撃したとする。
そうすれば私は絶対何かされる。
……でしょ?」
「…………守るから。」
「あのねぇ、私を守れるくらいならわざわざ私の家に泊めさせてなんて言わねぇよクズが。」
「お前ならなんとかなる!
保証する!」
「ホストにそんな事言われたくないから!」
「あのなぁお前……「とにかく!私は泊めさせないから!」
「なんでだよ!」
だって………明の事話してないし。
まだ健太は私が明をお手伝いさんとしてこの家に招いてるのも知らないし。
自分で言うのも恥ずかしいけど、健太は高校生の時から私の事が好きだ。
あ、健太は高校生の時からお手伝いさんだから。
ヤキモチやかれるんだろうな……
まぁ、嫌な気はしないけどね。

