姫様参上!


「ごめん。まなちゃん。」



「いや、私も悪かった。」



信じたくない事実……



「純………」



どうして、先に行っちゃったの?



なんで私だけ置いて行ったの?



「もう、あなたの代わりなんていないのにね……」



寂しいよ……


ねぇ、早く会いに来てよ。

それでまた、「馬鹿だなぁ…」って、私をからかってよ。



「1人なんて……ちっとも楽しくない。」



ーーぎゅっ


ちーちゃんが私を抱きしめた。



「まなちゃん。
1人じゃない……!私がいるから!」



「………ごめん。
純とちーちゃんを一緒にすることはできない。」



「まなちゃん…………いいんだよ。
でも、1人で抱え込むことは絶対にしないでね。
私の1番の親友なんだから……これ以上悲しい思いしてほしくない。」



本当に……ちーちゃんは優しいね……



「うん。」



「じゃ、行こっか。」



「そだね!行こ!
今日は親いないから何やってもいいし!」


って、私は小学生か。