「どけ。」



私の背後から現れたのは、さっきちーちゃんが言ってたイケメンさん。



「目障り。キモい。消えろブス。」



無表情でそんな言葉を言うなんて……

怖いじゃないか!

イケメンさん。結構酷いね。



「ねぇちーちゃん。
あいつがイケメンさんだと思う?」



私はニコッと笑ってちーちゃんを見た。



「あ、あたし……顔だけで判断してた…
あいつ最低!」



「だよね。
じゃ、一発蹴り入れにいきますか?」



「もちろんでござる。
まなちゃん蹴っておいてブスだなんて…
ありえない。」



ちーちゃんは親友思いのいい子ね〜。