遠田を無視して教室を出た。
「遠田、無視してよかったの?」
「ん?愛海あいつはほっとけ。
どうせまた違う奴好きになるんだし。」
そういいながらずんずんと廊下を進んでいく彗月。
なんかいいなぁって思うのは、私が彗月に恋してるから?
「ねぇ、彗月。」
「ん?」
私は背伸びをして、彗月に触れるだけの
キスをした。
「ま、愛海………//////」
「ふふっ!不意打ち!」
私が笑うと、彗月の顔がどんどん赤くなっていった。
「可愛いっ♪」
「俺は可愛くなんてねぇよ。バカ。」
「ふんっ。私だってバカじゃありませんからねーだっ!」
「じゃあアホ。」
「あ、アホっ⁈
バカとアホなんて違いがわかりませんけど彗月さん。」
「違いなんてねぇよ。
バカって言うのは可愛いって意味だ。
バカ。」
ちょっ、可愛いって意味って………
「意外と恥ずかしいセリフ言うんですね、バカ。」
「だから俺はバカじゃねーよっ!」
バチッ
「いでっ!」
結構キタよ、今のデコピン……!
「不意打ちだバーカ。」
しかも連続でバカ………/////

