姫様参上!


次の日………



私は久しぶりにちーちゃんと一緒に学校へ行った。



いつも通り、彗月はパンダ達に囲まれてて、あいさつすることもできなかった。




「なんか、これもこれて寂しい気がするなぁ………」



「なにが?」




隣でニヤニヤしてるちーちゃんが聞いてきた。




「いや、なんでもない。
てかちーちゃんこそなんかあったよね?」


私が質問するとちーちゃんは顔を真っ赤にした。



「昨日ね、学校から帰ろうと門を出た時、中野さんがいてね………!」



「うん。」



「中野さんが家こないかって言うから、実家に行かせてもらったんだけど、誰もいなくて………」



「うん。」



「それで、2人でテレビ見てたらいい感じの雰囲気になっちゃって……!」



「しちゃったのね?」



「もう!まなちゃん先に言わないでよ!」



ふふっ、ちーちゃん怒ってる。


どうせ最後まで言えないくせに。