姫様参上!



「……変な書き方……ッ
本当に…ッ…最後までカッコつけなんてダサいよ……ッ……純……」



いつも、私が心配しないようにってカッコつけて平気だって笑って。


だけど私は知ってたんだよ?


毎日苦労してたこと。



「戻ってきてよ……純‼︎‼︎‼︎」



ぎゅっ



「愛海………ごめんな。
だけど、純は最後までちゃんとお前のこと考えてくれてたんだ………。
だから、悲しまないでくれ………。

俺が、純の分もお前を幸せにしてやるから。」



彗月の手の力が強くなった。



「彗月………」




「愛海、俺と付き合ってください。」




「はい………」



彗月が今、とても愛おしく感じる。


ずっと、一緒にいてほしい。


こんな気持ちになったのは、きっと彗月が初めてだよ…………



「んっ」



抱きしめられたまま、彗月に唇を奪われた。



「彗月……?」




「そんな目で名前呼ばれたら、もう止められなくなる。」




「いい。止めないで……んんっ!」



それから私達は激しくて熱いキスを何度も何度も続けた。