姫様参上!



「で、どうすんだよ。」



「よくわかんないけど、そっちの方が楽そうだし、お言葉に甘えましょうか。」



「しょうかってなんだよ。」



「あ、てか彗月さ、家族とかいるから部屋ないんじゃない?」



うわ、なんか嫁入りした気分なんだけど。


恥ずかし(笑)




「……別居してる。家族とは。
だから俺、今はアパートで1人暮らし。」



「えっ………そうなんだ。」



「まぁ、気にすんなよ。
それに、親とかいない方が楽だろ?」



「うん。楽。気を使わなくてもいいし。
彗月だけなら安心だしね。」



「俺だけなら………/////」



「ちょっと、何考えてんの?」



まさか変な妄想………?


彗月は変態だったのか……



なんかショックだな。




「あのさ、ちょっと聞いてもいい?」




「あぁ。」




「この前、告白してくれたけど、あれは本当はだったの……?
なんか態度も普通だし、確かに友達だとは言ったけど……わからないよ。
ねぇ、彗月は私のこと、本当はどう思ってるの?」



「………お前こそ、俺のことどう思ってんだよ。」




え、そのまま質問返されちゃったよ。



でも私って、彗月のことどう思ってんだろう………