姫様参上!



ふふ………この子イジリがいあるかも。



「じゃあ話してもらうね。」



私は、ベッドに座った。


おぉー。ふっかふかだぁ〜!



「あの……さっきはいじめのこと知らないふりしてすみませんでした。」



「いや、確実に嘘ってわかってたからいいよ。」



「………はい。」



「時間がないから早く話して。」



「えっと……3日前の事なんですけど、私が自販機でジュース買おうとした時に裏の方で誰かの声が聞こえたんです。
それでちょっと覗いてみたらクイ……千尋さんが何人かの女子に囲まれてて。
その中のうちの1人が、桜庭さんです。」



「桜庭………!やっぱりそうだったんだ!ありがとう!えっと………山吹さん!」



「い、いえ………私は謝らないといけない立場ですから………」



うぉっしゃー!


これで犯人が一人だけわかったぞ!



「じゃ、さよなら!また学校で!」



「はい。」



私はドアを開けると、急いでホテルを出た。