姫様参上!



「……知ってますけど。
キス写メ撮らせてくれないなら教えませんから!」



「はぁ?」


「ちょっ、キレんな愛海。」



キレんなって言われてもこの態度はおかしいだろ!


ぜってーキチガイだろ。



「はぁ……わかったよ。
しゃーねぇーな。撮らせてやんよ。」



ぐいっ


私が華夏君の腰をつかんだ。



「誰がやるって………?」



ダーーーンッ!


背負い投げーー(笑)




「ふっ………私の許可無しに調子こいた事言ってんじゃねーぞゴルァ!」



「ひっ……!すみませんでしたーっ!」



ふんっ


わかればよろしい。



「ごめんね〜。こいつが変な事言って。
で、教えてくれる?」


私は今にも泣きそうなこの子に優しく言った。


めちゃくちゃ不気味な笑顔で。



「は、はいっ!もちろんです!」