姫様参上!



「だから、俺の女になれっつってんだよ、アホ。」



くっ……アホって言われた!


むかつく〜!



「お前、アホだけ聞くなよ。」



「え、ごめん。
なんて言ったっけ?」



「はぁ………だからさ、俺と付き合ってください。」



キャーー!


華夏君に告白されちゃった!



「……返事は?」




「今は答えられない。
もう少し待ってくれない?」




「わかった。
じゃあまた、返事くれよな。」




「うん。じゃあね。」



私はそう言って、玄関まで歩いた。