「俺の家探してたんでしょ?」
ーーせいかーい。
でもなんでわかったんだろ。
「俺ん家、ここ。」
そして華夏君が指差した所は………
「ホテル……」
でした。
「そ。」
「なんで?」
「いや、母ちゃんが儲かるからって。」
儲かるからっておい。
まぁ、合ってるけど。
「それに、俺とかいたら客も増えるしね。」
「何が言いたいの?」
「だから、俺みたいなイケメンがいたら女の子が沢山くるでしょ?」
超ドヤ顔でそう言ってきた華夏君。
正直に言うと、そこらのチャラ男とはレベルが違うくらいイケメン。
それは、中学の頃からずっとだ。
「前よりかっこよくなったね。」
「だろ?」
だろ?って………
そういうところも前と変わってない。

