私は服を着替え、(ちーちゃんの前で)
中学時代の髪型と同じようにポニーテール!って無理か………
「はぁ………やっぱボブにしなかった方がよかったな………」
私は、ダークブラウンのうねっている髪を駆使でとかした。
「あ、待ってまなちゃん。
これ、持って行ったら?」
ちーちゃんは、はいっと紫の蝶と月のチャームを私にくれた。
「あ、もしかしてこれ………」
「うん。思い出の品でしょ?」
ぎゅ
私はちーちゃんを抱きしめた。
「ありがとっ!ちーちゃん!
やっぱ持つべきものは親友!」
「ふふっ……まなちゃんに言われるとすごく嬉しい。」
そう言ってちーちゃんは優しく笑った。
ちーちゃん、明と付き合い始めてから大人っぽくなったよな……
「じゃあ、行ってくるね。」
がちゃ
私は部屋のドアを開けた。

