「あんた馬鹿?
私が助けるまでは無理しなくていいっつったじゃん!」
『いや、でも……授業受けないと成績落ちてまなちゃんと同じクラスじゃなくなるし……』
「それは私がどうにかするから!」
『………わかった。ごめんね。』
「別に謝らなくていいから。じゃ、すぐ戻ってこいよ。」
ーープツ……
そこで通話を終了した。
ちーちゃんは1人で勝手に行ってしまう。
いつも。
私がどれだけ心配してるか知らないくせに…
「ちーちゃん、私はもう大切な人を失いたくないから。」
ーーポタッ…
私は、一粒の涙を流した。
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