「じゃあ俺もう帰るんで!
ありがとね〜愛海ちゃんっ!」
下から響君の声が聞こえてくる。
「おっけーぃ!また来てね〜!」
私は適当に返事をしてから、パソコンのキーボードを超高速で打った。
地味だけど、これ特技(笑)
「………あ、そういえば。」
ちーちゃん、泊りだったよな。
昨日は明の部屋で寝るっつってたけど、響君に部屋貸してあげてたからなぁ。
………どこで寝た?
ーーバタン!
「ちーちゃん!」
このデカイ廊下に出て叫んだ。
大袈裟に見えると思うけど、これ普通。
「それにしても、返事がない。
もう学校行ったのかな?」
あ、そだそだ。
電話すりゃあいんだよ。うん。
ーーガチャ
部屋に戻って、パソコンからちーちゃんに電話をした。
ーーフッ…
『あれ、まなちゃん?どしたの?』
「ちーちゃん今どこよ?」
『え、学校の門の前だけど。』
は?
は、ハハハハァーー?!

