姫様参上!


まぁいいや。

今は桜庭さんが告白しなきゃだし。



「呼んでくるね。」



「うん。」



私は、教室に入ると、即相田の机の前に立った。



「今度は何?」



相変わらずムカつくこの無駄にカッコいい顔。



ま、好きになんないけどね。



「君には廊下に出てもらおうと思っておるのだが、よろしいか?」



「別にいいよ。」


お、すんなりOKじゃん。


いいねぇ。



「桜庭さん。呼んだよ。
後は桜庭さんが頑張って!」



「うん!ありがとね……」



うわ……桜庭さんの笑った顔、超可愛い!


私が彼女にしたいわ。



「あ、あのね……
この歌、聞いて。」