【短編】毒舌美少女と犬系男子







走ったはいいもののどこに行けばいいか分からず、すぐに歩いてしまった。


.....蒼空が追いかけてくるとは思ってもいなかったのだ。



『海ちゃん!!待って!!』


そう聞こえてバッ!!と後ろを振り返ったら蒼空が走って来てた。


来てた....?来てるだ!!!


そう思って逃げ出そうとした。


・・・・が、



「海ちゃん、どこ行くの?」




「別に.....決めてない。」


捕まってしまった。


黙りこくった私を見かねて蒼空が誰かに連絡を取っていた。