――パクッ


「どう?どう!?」



「まぁ、見た目と違って美味いが....

この見た目、なんとかならないのかね?」



「オレさ、盛り付けだけは出来ないんだよね」



てへへと笑う蒼空。


ふむ。私もできないぞ。


しばらく黙ってモクモクと咀嚼していた。


・・・あまりにも静かだな。


と思っていた矢先、突然蒼空が言った。



「あ!海ちゃん、学校!遅れちゃう!」



「....めんどくさい」



「でも学校は行かなきゃだよっ!?」



そう言って着替えて渋々学校へ行った。


チッ。学校なんてつまらないものだ。