逆境の桜






西郷「ところで、何故そこまで機嫌が?」





土方「それが........」




遡ること数刻前....





「はぁ....。総司達が行ってから半年も経つのに変化なしとはね........」




「まあ地道に行こうぜ。そんな急がなくても........」    




土方が途中でやめたのは物凄い形相で自身を睨んでくる桜に気がついたからだ。




「もう待てません!半年以上続けているのに全く効果はなし。そして何度か襲撃にもあってる。時は待ってくれません!」




「....................」




「もしも今日.......御所に入れてもらえなければ........門番や家来たちを殺めてでも話し合います。」




土方が声を掛ける事が出来ない程今の桜は気がたっていた為それっきり土方は桜と話していなかった。





その後頭の悪い原田は桜の殺気を読み取ることが出来ずに話し掛け、痛々しい姿になっていたとか。