「桜!おめえが来てから新選組は災難ばかりだ!何故ここまで俺らを苦しめる!?俺が率いる十番組は襲われるは、総司と山南さんをエゲレスに連れていくは........いい加減にしろ!」
「左之助!やめんか!」
「今回の件は桜は何も関係ねえ!」
「....................」
桜の胸倉を掴みながら怒鳴り散らす原田を近藤と土方は必死に止めていたが、桜は怒鳴られているにも関わらず無表情だった。
「こなくそっ!」
原田はそれだけ言うと部屋を出て行った。
桜は乱れた着物を直そうともせず、畳に座り込みただボーっとしているだけだった。
そんな桜を近藤と土方は心配していたとも知らずに........。


