逆境の桜







そして、またまた次の日。


  

「総司大丈夫?顔色悪くない?」




 
私達は一番組みの隊士達を率いて御所へむかった。




「ケホッ…ケホッ…大丈夫ですよ。只の風邪です。」

 

苦しそうに咳をする沖田は大丈夫そうには見えなかった。
    


カサカサカサカサカサカサカサ




すると周りに生えている茂みがざわついた。




「誰だっ!隠れていないで出て来い!」





すると私達を囲むようにして幕府の奴等が現れた。




「幕府の方達が私達に何用ですか?」






「分からぬか?己に問いただすのだな。殺れーーーーー!」





幕府の奴の掛け声と共に乱闘が始まった。




「畜生っ!こんな事をしている場合じゃないのに!!!」




「桜!女子なんだから んな言葉使ってんじゃねえ!」




土方は幕府の奴らを斬りながら私に説教をしている。器用な奴だな。




「分かってるわ!」




「....ケホッケホッケホッ....ケホッ........カハッ!」





その時........総司が大量の血を吐いた。




「総司ぃ!!」




「総司っ!!!!」




「そぉぉぉじぃぃいい!!!!!」