夕日が沈み始めた頃、新選組屯所に坂本さんが訪れた。




「撃たれた!?」




「落ち着くが!確かに撃たれたが怪我人は一人もおらんが!」




「良かった〜。」




「しかし、門にも近づけんとなると弱るき。」



「ああ!そう言えば!坂本さんすいません!」
 



「は?な、ななな、何で謝るが!?」




「私、ちゃんと人数確認していなくて....坂本さんの方だけ7人もいて負担が大きかったのではないかと....」 
 


 

「なんだ!そんな事か!気にすることないぜよ!」




「私は明日から近藤さん、土方さん、西郷さんに新選組隊士を加えます。」




「そおかえ!それは心強いがな!あ、桜おまんにちょいと渡すものがあるが!」





そう言って龍馬が取り出したものは....





「....ピストル............」





「ニシシ。おまん高杉に何でくれんが!って牙を向いていたのを思い出しちゅう。」





「ふふふ。そんな事もありましたね。ピストル、ありがとうございます。」




「おう。松村殿、そのピストルは最新型じゃき。気をつけて使うが。わかっちょるな?」




「はい!」





「よし!わしはそろそろ帰るが!松村殿、明日はわしにも報告してくれるかえ?」





「はい!そう言えば最近お龍ちゃんにも最近あえてないな〜。」




「寂しがっとるが。明日待ってるきに。」




そう言うと坂本さんは帰って行った。