「た、高杉はいないが!」




どもり過ぎだし。




私は刀を抜くと天井へ投げた。



「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 
「おかしいですね〜天井から悲鳴が聞こえるなんて........ねえ坂本さん?」    





「そ、そそそそうじゃな!何、鼠か何かじゃろ!」      




「ですよね〜。じゃあ稔磨来てません〜?」     




「し、しし知らんが!」




「ふ〜ん。」




私は懐から短刀を取りだし押入れに投げた。
 
 



「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

      
 
 
「あれ〜?押入れにも鼠いるんですか〜?」





「松村殿....笑顔が黒いが!」





「んなくだらねえこと言ってねえでさっさと吐けや坂本。言わねえならこの間てめえが春画見ていた事をお龍ちゃんに言うぞ。あ"?」





「....高杉は天井に、吉田は押入れにいます。」