次の日、私は真っ赤に腫れた目のまま坂本さんの元へ向かった。
    



「坂本さん、昨日はすみませんでした。頭が冷えました。会津への恨みはまだ残っていますが戦は行いません。」





「............。」




 
「坂本さんに止めて頂けなかったら私は自分の復讐の為に沢山の命を奪っていたかもしれない。本当にすみませんでした」






「....分かればいいが。」





「ありがとうございます。」




「ところで松村殿、会津がいなくなれば新選組も離れていかんがかえ?」




「実は私、今は新選組屯所に住んでいるんです。それで昨日その件について伺ったら今は私の味方だって言ってくれたんで大丈夫です。」




「そうか。よかったが。」




「そんな事より坂本さん。ここに........晋作がいるでしょう?」





「んなっ!」