「桜…...泣いてたね。」



「あぁ。」





「私っ、昨日は自分が泣いちゃってっ、桜の役に立ちたいのに逆に困らせちゃって...うぅ…ぐず…....」





私は後ろからそっ春を抱きしめた。




「えっ!?さくら....!?」





「困らせてなんかないよ。春には助けられっぱなしだよ......」



「うぅ........あぁー....さくらぁ........」






春が泣き止むまで私は抱きしめていた。



春が泣き止むと私はこれからの計画を話した。




私が話終えると3人は行ってらっしゃいとだけ言った。





頑張れと言わなかったのは彼等なりの優しさなのだろうと私は思った。