「私が思うにお兄ちゃんは何か隠し事をしてるな。」




「隠し事?でもそんな感じしなかったけどな。」





「私は晋作と兄妹なのよ?お兄ちゃんが悩んでいれば気づくし、嘘付いていればすぐに見抜く。」





「....春は凄いな。私は兄が死んだなんて思いもしなかったよ。春みたいな妹になりたかった。」





「当たり前だよ!」




「え?」




「桜は気づかなくて当たり前!だって最後に会ったのってまだ幼かったてしょう?私はずっと小さい頃から晋作と一緒たったもん。分かってて当たり前。」




「春は........優しいね。」




「そんなことないでしょ…。桜にとっては酷な言葉じゃない?ま、兎に角!お兄ちゃんは何か隠し事をしてる。その隠し事を私が突き止めます!」




スパンッ。

  

((ビクッ))