『みんな........』




満開の桜の木の前に立つのは........彼女だった。




高杉「....さく....ら....なのか....?」




『久しぶり。』  




土方「バカ野郎っ、お前....俺達がどれだけこの5ヶ月間悲しみ苦しんだと思ってるんだ!」




『そうね........今日はその事も含めて会いに来たの。一番の目的は............』





春「さく........らっ........」  





『みんなに伝えたい事があったから。』




春は桜に抱き着こうとしたが桜をすり抜けてしまった。



『....私は死人だから何にも触れられないの。』
 



春「さくらぁ........っ....」




『って言うかさ、皆私が死んだからって何そんな辛そうにしてんのよ。私より死人みたいだよ。』

 


永倉「お前....自分が皆の中でどれだけでけえ存在だったのさ分かんねえのか....。」     



『分かってるよ。私の中でも皆は凄く大きな存在だったもん。だからそんないつまでも苦しそうにしていてほしくない。私は皆に笑っていてもらいたい。貴方達に辛そうな顔は似合わない。』



原田「そ....だな....。俺達は笑ってないと....な!」