「私と華奈はソフト部に入るよ。」

と宏菜が言った。

華奈と宏菜は、小学校の頃から、ソフトボールをやっていて、2人でバッテリーをくんでたほどだった。

「里子は?」

と、莉央が聞いた。

「私…?」

「うん。里子バスケやってたじゃん。
やっぱり、バスケ部?」

と華奈に聞かれた。

「うーん…まだまよってるんだよね…」

実は、里子はバスケの最後の大会が終わった後、スランプに陥って、バスケが出来なくなってしまったので、バスケ部に入るのを、渋っていたのだ。