「やっ…ヤダっ!」



私は必死に抵抗する、あんな思いは二度とごめんだ。



「止めてっ、放して!」



「騒ぐんじゃねぇよ!」



バシンッ!!



横っ面を張り倒され、少し唇が切れた。



「腕力は親父仕込みだから、抵抗しても無駄だぜ。」



そう言いながら、私の服を裂く。



殴られた頬が、ズキズキ痛む。



スカートの中に手を入れられ、下着を剥ぎ取られた。



「いやーっ!!」



「うるせぇ女だな!

枕の匂いでも嗅いで、親父とヤってるとこでも妄想すれば?」



うつ伏せにされ、枕を鼻先に押し付けられた。



坂下が戻ってくる気配は、一向にない。



これが、坂下にキスした罰…なの?



私は坂下の匂いがするベッドの上で、泣きながら辱めを受けた。



二度目の辱めを受けている最中、坂下の息子は私の髪を引っ張って枕に押し付けた頭を上に向かせた。



「すっげえイイよ、男だったらみんな夢中になるだろうなぁ。

なぁ、あんたも気持ち良くなってきただろ?」



こんなことされて、気持ちイイわけ…無い。



「…たぃ、痛いよ。

もぉやだ、止めて…。」



どんなに懇願したところで、止めてくれるわけもなかった。



私の視界に、ナースコールが目に入った。



私は縋る思いで、それに手を伸ばした。



「何、しやがる!」



届いた時、手を払われた。



「先生、助けてぇ…。」