「なあ、このままサボっちゃおうか。」



そう言った木野に、うんと2つ返事で言葉を返した。


また後で先生に怒られちゃうなと思いつつも、木野の手の温もりを選んだ。



「なあ、」


「なーに?」


「いつからオレのこと好きだったの?」



突然の木野の言葉に、

いろいろなことを思い出す。




「んー、いつか教えてあげる。」


私の曖昧な返事になんだそれ、と笑った木野。



出逢った頃の木野と、木野は一ミリも変わらなくて、きっとこの先もこの人が好きなんだろうなと感じる。



甘酸っぱい恋。


それは、まるでさくらんぼのよう。






──end