私がそう問うと、木野は私に視線を戻した。
その綺麗な瞳に私が映っている。
なんて、澄んだ目をしてるんだろう。
唾をゴクリと飲み込んだ。
そして、答えを待つ。
すると、言葉の代わりにふわりとした感触が落ちてきた。
「…………っ」
木野が私を抱きしめてる、その事実に気づくのに時間はあまりかからなかった。
「…ごめん、勝手だとわかってるけど、このままで聞いて欲しい」
木野の腕の優しさを感じながら、彼の言葉に耳を傾ける。
「俺、二谷が好き……みたいだ」
「好きみたい?」
煮え切らない返事に、思わず顔を上げると、少し顔の赤い木野と視線がぶつかった。
わっ……、木野のこんな表情初めて見る…。

