「穂乃花ー、おはよ!」
教室に入ると、自分の席に座っている穂乃花を見つけたので声を掛ける。
「あ、2人ともおはよー!」
私の声に振り返った、穂乃花が元気に挨拶を返してくれる。
良かった…元気みたいで。
「穂乃花ー、大丈夫?昨日はびっくりしたわよー。」
と、天乃が穂乃花に近づいてフザケるように髪の毛をくしゃくしゃにする。
もともとふわふわな穂乃花の髪がさらボリュームを増したように見えた。
「わー、やめてってー。ていうか、昨日は2人ともありがとね。おかげで今日はスッキリした気分なんだ。」
天乃の行為を食い止めようとしながらも、私たちにお礼の言葉を言う穂乃花。
その目が少し腫れてることに気がついた。
穂乃花あれから、泣いたんだ。
たった1人で……、

