だから、明日会ったらさり気なく優しくしてあげよう。
甘やかしてあげよう。
それが、私に出来ることだと思うから。
しばらく穂乃花と会話して、電話を切った後、椅子から離れベッドにバフンとあお向けになって倒れ込んだ。
目を閉じて、考える。
思い浮かぶのは、木野の屈託のない笑顔──。
私は、男子が苦手だ。
でも、木野はトクベツ。
私だって初めは普通に男子とだって話せてた。
好きな人だっていたし、その人にバレンタインにチョコだって渡した。
そのとき告白だってした。
OKもらえて、飛び上がるくらい喜んだっけ。
けど、私は突然ある事実を知ってしまった。

