結婚式当日。



堂々この日がやって来た。


大きな鏡の前にいる私。



白無垢姿の私を見て卓斗が、



『夢花今日は一段と綺麗。多分日本一だ、世界一かな?



色々あったけど、卓斗と同じ人生を歩んでいける事が嬉しかった。



俺が泣いてどうするださいよ。



控え室に、真南と司が来た。



「夢花綺麗だよ。こんな綺麗な花嫁さんもらえる卓斗は幸せ者だよ。



卓斗夢花不幸にしたら私が許さないからね。」



司も言った。



「そうだ、卓斗が夢花を幸せに出来なかったら俺がもらう」



卓斗が苦笑い。



司には綺麗な奥さんいるのにね。



私たちは多くの困難を乗り越えここまでたどり着いた。



私と卓斗は又新たな道を二人で歩きだした。



まだまだ続く長い人生という道のりを。



『夢花さぁ行くよ。』



大きな拍手と大声援の声がする部屋の扉を開け二人で前に進んだ。